「運動による健康増進・健康寿命延伸のための具体的方策」
日本医師会の運動・健康スポーツ医学委員会での答申案(令和2年3月)
a. 適切な運動、身体活動の増加が健康寿命延伸に資することについて多くのエビデンス
が集積している。疾病の発症予防だけでなく、介護予防、有疾患者の運動療法や心臓リハビリテーションなど、運動の重要性を示すプログラムが広く実施されるようになってきた。
b.
スポーツ実施率向上には「医療機関等との連携の促進」の具体的方策として「運動処方の情報を踏まえ、安全かつ効果的に楽しく運動・スポーツを実践できる仕組み等の構築」を目指すこと。生活習慣病対策という観点から見ると、特定健診・特定保健指
導を健康づくりの動機付けとして活用することが不可欠である。
c. 平成 30(2018)年度調査によると、1年間に何らかの運動・スポーツを行った場所は、「道路」(49.2%)・「自宅または自宅敷地内」(26.5%)・「公園」(23.5%)・「公共
体育スポーツ施設」(19.6%)などである。