生活習慣病・メタボリックシンドローム
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生活習慣病とは
生活習慣病とは『食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群』とされているため、どの病気が生活習慣病かを正確に分類すること自体が難しいことです。
その中でも特に運動習慣に大きく関わるのが糖尿病・肥満・脂質異常症・高血圧症などです。これらの慢性疾患は、お互いに複合して発症することが多いのが特徴です。
そして、症状が進むと動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳卒中など重篤な病気へと発展することもあります。
最近腎不全、心不全、肝疾患などの慢性疾患でも運動療法の必要性、がんサバイバーなどでも運動療法の必要性がいわれております。広義のリハビリとして挑戦しましょう。かかりつけ医の医療機関との連携も必要でしょう。
生活習慣病の予防
このような状態を引き起こさないようにするためには、疾病の発生そのものを予防すること(一次予防)が大切です。
また、疾病の早期発見・治療などによって疾病の進行しないうちに治療する(二次予防)、あるいは、適切な治療による疾病や障害の進行を防止すること(三次予防)などを目的にとして運動療法が行われる例も増えてきました。最近腎不全、心不全、肝疾患などの慢性疾患でも運動療法の必要性、がんサバイバーなどでも運動療法の必要性がいわれております。広義のリハビリとして挑戦しましょう。かかりつけ医の医療機関と連携も必要でしょう。
これらの運動として多く行われているものが「ウォーキング」です。疾病予防を目的としているのか、疾病治療を目的としているのかによって注意する点は違いますが、歩く行為そのものは同じことになります。
運動すること自体は決して悪いことではありませんが、やり方によっては障害を引き起こすこともありますので疾病の治療などを目的に行う場合には注意して始める必要があります。
生活習慣病について
メタボリックシンドローム
糖尿病などの生活習慣病は、それぞれの病気が別々に進行するのではなく、おなかのまわりの内臓に脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満が大きくかかわるものであることがわかってきました。
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。しかも、「血糖値がちょっと高め」「血圧がちょっと高め」といった、まだ病気とは診断されない予備群でも、併発することで、動脈硬化が急速に進行します。
内臓脂肪の蓄積
腹囲(へそ周り)
- 男性 85cm以上
- 女性 90cm以上
内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
脂質異常
中性脂肪
- 150mg/dL以上
HDLコレステロール
- 40mg/dL未満
のいずれかまたは両方
内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
高血圧
最高(収縮期)血圧
- 130mmHg以上
最低(拡張期)血圧
- 85mmHg以上
のいずれかまたは両方
内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
高血糖
空腹時血糖値
- 110mg/dL以上
内臓脂肪の蓄積に加えて、下記の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームの予防・改善には
1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ メタボリックシンドロームを予防・改善するためには、生活習慣を改善して、内臓脂肪を減らすこと。運動習慣をもち、食生活を改善し、禁煙を始めましょう。すでに治療が必要な方は、医師の指導により、薬が必要となることもあります。
ム・ウ21あざみ野の特定保健指導
特徴
- 皆様の「健康づくり」「疾病管理」「メタボ対策」を支援いたします。
- 「ム・ウ21あざみ野」の運動療法施設で運動を主体として週一回施設にお越し頂き積極的支援の方に保健指導が行われます。 (face to faceを心掛け,電話・FAX・メールでは原則行っておりません)
- 第3次チェック(メディカルエック)最近6ヶ月範囲の会社健診、特定健診等の検査結果をご持参下さい(必要により再検査):30~15:00)開催されており現在(H21.8月)176回の実績があります。ご参加下さい。
動機づけ支援の方
- 個別支援 : 医師が行います。
- ※ 特定健診を参考に身体状態を知り,ご自身で今後どのように取り組んでいくかを検討します。
※ 運動に関しては個別支援終了後に健康運動指導士よりアドバイスを受けることができます。 - グループ支援
- ※ ヘルスアップセミナーにご参加いただき生活習慣病に関することを医師・保健師・管理栄養士より,お話しがあります。日常生活での具体的内容のお話しとなりますので明日からでもすぐに実践できる内容です。
※ 運動に関してはグループ支援終了後に健康運動指導士よりアドバイスを受けることができます。 - 3ヶ月後評価
- 手紙又は個別面談で評価いたします。
積極的支援の方
- 初回面談 : 医師が行います(個別面接)
- ※ 特定健診を参考に身体状態を知り,当施設で実践する支援の内容を検討いたします。
- 3ヶ月継続支援
- ※ 個別面談後3ヶ月間は原則として週一回施設にお越し頂き上記の内容及び運動実践(マシントレーニングや水中歩行)・食事指導などを受けて頂きます。
また,期間中は2週間に一度形態測定を実施し身体の変化をチェックしながら,自宅で出来るトレーニング指導も行います.
※ スケジュールによってはヘルスアップセミナーにご参加頂き健康に関する情報提供いたします。 - グループ支援(ヘルスアップセミナー)
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管理栄養士の調理実習
- 3ヶ月継続支援(運動実践)
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●運動の基礎はストレッチ(スタジオ)
●トレーナーとface to face(マシン)
●水中運動・水中歩行で肥満解消や関節痛解消(プール)
あなたに!
- 1)「修正しましょう」といろいろ言われているがいまいちのあなたに!
- 2)わかっているけど、一歩、二歩がでないあなたに!
- 3)日常生活に不便を感じていないあなたに!
- 4)健診、人間ドック、特定健診などで指摘、指導されているあなたに!
- 5)そのようなあなたに!!
提案します。お手伝いします。生活習慣病、生活習慣の修正で行動しましょう
生活習慣病、生活習慣の修正で行動しましょう
- 今の状況を把握しましょう
- メタボリック症候群、脂質異常、高血圧、高血糖と指摘された方は今の状況を把握しましょう、更に基礎疾患のある方はかかりつけ医に相談し、生活習慣の修正をしましょう。
「生活習慣の修正をしましょう」と指摘、指導されたら
身体活動の見直しで運動・運動療法をする場合(他の習慣の見直しも同時にしましょう)
- 1.少なくとも3ヶ月間、気合いをいれて少しずつやってみましょう
- *目安、目標をたてましょう (例えば歩数、運動、散歩、体重、腹囲、血圧、血液検査、体組成、痛みの変化、柔軟性、早寝早起き朝ごはん等々の生活習慣の変化)
- 2.少しずつでも自分自身で
- まずは少しずつでも自分自身でやってみましょう
- 3.運動施設を利用する
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*目的別にいろいろな運動施設があります。
*「ム・ウ21あざみ野」を選択していただいた場合
医療法人42条疾病予防運動施設で医療機関が付置されています
指定運動療法施設として目的により医療費控除の対象となります
生活習慣病管理コース並びに基礎体験コースなどの短期間コースが充実。
病状によりかかりつけ医からの運動処方せんが必要ですが、ない場合でも「運動療法実施報告書」が当施設から発行されますのでご相談ください。
生活習慣病、メタボリック症候群等の基盤は食事療法、運動療法、禁煙、薬物療法です。
「健康日本21」では生活習慣病、メタボリック症候群等の基盤は食事療法、運動療法、禁煙そして薬物療法です。確認しましょう。
- 医薬品の服用
- 医薬品は服用前(3ヶ月以上前)から食事・運動の改善(生活習慣改善の取り組み)で効果が望めない場合、脂肪の吸収抑制剤を薬局で購入、薬剤師によるチェックを必要とする。
- 肥満外来
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当施設、当院では、まずは運動療法、食事療法等の基盤にアプローチしております。
一般的に肥満外来(保険適応)は痩身外来ではなく、肥満症外来です。BMI35以上の高度肥満の方。
BMI25以上かつ糖尿病、高血圧、脂質異常症と診断された方、肥満に伴う睡眠時無呼吸症候群と診断された方が保険診療となりますが、その他の場合は適応になりません。肥満の薬として糖尿病薬が使用されておりますが、かかりつけ医にご相談下さい。
またBMI35以上のかたで食欲抑制剤の使用があります。
- かかりつけ医に相談し、総合的にすすめる
- その他諸々の民間のアプローチがありますが病気がある場合はかかりつけ医に相談し、総合的にすすめましょう。
- 生活習慣の修正
- 一般的には特定健診、人間ドック等の診断基準で、多くの方は治療または特定保健指導、運動療法などがすすめられます。その基盤とした食事療法、運動療法、禁煙、睡眠、休養などの生活習慣の修正があります。